みんなが実写化映画にネガティヴになる理由
みなさんこんにちは
みなさんは実写化という流れについてどう感じますか。
僕はアクション漫画に関しては日本での実写化反対派です。
ヒューマンドラマに関しては日本の実写化の方が質が高いと感じます。
ではなぜ日本のアクション漫画の実写化は批判されるのか。
最近の実写化映画で成功といえるのは銀魂ではないのでしょうか。
ネットでの炎上もなく、コメディの奇才と呼ばれる福田雄一が監督しただけあって違和感なく銀魂として見ることができました。
そもそもの話、邦画は過剰供給になりつつあります。
日本映画製作者連盟(映連)によると、昨年の邦画公開作品数は前年より30本増えて448本。洋画の公開作品数が74本減ったのと対照的になっています。
低予算で、話題性のある実写化を量産してビジネスにするのは日本の映画産業の成長の足枷にしかならないと僕は考えます。
自分の大好きな原作がそんなビジネスに取り込まれて安易に映像作品にされるのは気分のいいものではないでしょう。
どうせならしっかりとお金をかけて、長い製作期間をかけて作られた質の高い作品にして欲しいですよね?
決して原作をそのまま再現した映像作品を作れと言っているわけではありません。
独自のシナリオ、オリジナルキャラ、何をしたっていいわけです。原作者が好きにしていいと言うならば何をしてもいいんです。
ただ、土台を壊したりあまりにもお粗末なクオリティーで映画化するぐらいなら漫画を原作にするな。と僕は言いたいです。
漫画を原作にする時点で大きな話題作りになります。ただ企画者サイドがここで勘違いをしてはいけないのが、これを興行収入の保険にできると考えることです。
そりゃ儲ければなんでもいいと言う人もいるでしょうが、映画は芸術です。今後残っていくものです。それを今のビジネスのためだけに知名度の高い作品を安易に利用するなんて原作に対するリスペクトが微塵もないわけです。
そんな思想のもとで自分の好きな作品が壊されていくのは本当に気分が悪いものですよね。
こういった邦画は海外での公開を見越していないため、日本国内で確実に利益を出すために低予算で量産されていくビジネスとなってしまっています。
日本人は量より質を重視する性格があると思います。
その証拠に日本でヒットする映画は、小説が原作のヒューマンドラマであったり、ドラマ作品で定評があったものを劇場作品化したものがほとんどです。
日本人の感性は安いものでは満足しないものです。
映画は安売りするものではありません。
いっそのこと3億ぐらいかけてガンダムを実写化しよう。
それではまた。